2007年06月04日
コロンブスの卵的発想
「クネット手すり」
2001年にグットデザイン賞を受賞している『波形手すり「クネット』だ。
これまでの手すりの概念を大きく変えるその名も波形手すり「クネット」。
人間工学に基づいて考えられた斬新かつ新感覚なカタチ。名前の通りくねくねと曲がっ
たこの手すりが、これからの新しい常識となる日がやってきた。
まさに”コロンブスの卵”的発想だ。武者利光東京工業大学名誉教授の話によると、
手すりが掴みやすいので、滑ることを気にせず力が有効に利用でき、階段の上がり
下がり、トイレの立ち座りが楽にできる。どうして今までこのような手摺がなかったの
か、まさに”コロンブスの卵”だ。
これぞ目から鱗の新発想!!
まるでこちらの心を読んでいるかのように、手摺がピタッピタッ!と手に馴染む。
この手摺を初めて使った人は誰しもその新しい感覚に軽い驚きを覚えるはずだ。
人間の動きは単純に見えても、実は非常に複雑。そんな人間の動きをサポート
するにはこれまでのような直線的手摺では限界があった。
そこで数多くの現場の声と専門家の研究から考え出されたのがこのカタチ。
立ち上がるときは、波型の縦になった部分を握ることで身体を楽に引き上げ
ることができる。また、座るときは水平部分を握り、体重を支えられる。自分で
立ち上がり、そして座る。そんな当たり前の動作をこの「クネット」はそっと支
えてくれる。
波形手摺「クネット」は幾多の試行錯誤の末、ようやく辿りついたひとつの理想型なのだ。
Posted by ベルベル at 19:50│Comments(0)
│手すりについて
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